広陵が公表 1月の「不適切事案」加害生徒は4人 頬を叩く、腹部を押す、胸ぐらをつかむなどの暴行 後日謝罪 当時の処分も説明

 広陵高校は6日、第107回全国高校野球選手権大会に出場する硬式野球部で1月に発生した暴力事案について、広島県高野連を通じて調査結果を含めた詳細を公表した。

 ▽広陵が公表した事案の概要は以下。

(1)事案発生日時・場所…令和7年1月22日(火)広陵高等学校寄宿舎(清風寮)

(2)関係者

被害生徒A

加害生徒B、C、D、E以上4名

(3)事実

B~Eのそれぞれが個別に被害生徒の部屋を訪れ、Bが胸を叩く、Cが頬を叩くという暴行をした。また、Dが腹部を押す行為をしたほか、Eが廊下で被害生徒の胸ぐらをつかむ行為をした。

 さらに保護者から、不適切な行為をした生徒としてF、Gの名前が挙がったため聴取したが、不適切な行為は確認できなかった。後日、加害生徒4名が被害生徒に謝罪した。なお、被害生徒は3月末で転校した。

 本校は事案の把握当日に広島県高野連に一報した。また、令和7年2月14日、本校から広島県高野連に対して今回の事案について報告書を提出した。

 被害生徒の保護者から「学校が確認した事実関係に誤りがある」との指摘があり、改めて部員に事実確認をしたが、新しい事実はなかった。

 ◇ ◇

 広陵は事案が発生した経緯や調査結果を公表したうえで、加害生徒への処分についても説明。事件判明日から「1カ月以内に開催される公式戦に出場はできない」という指導もされたという。

 同校はあらためて、「被害を受けられた生徒ならびにその保護者の皆さまには、重ねて深くお詫びを申し上げます。また、関係各位におかれましては、ご迷惑とご心配をおかけする事態となりましたことを、お詫び申し上げます」と謝罪した。

 広陵は7日の第4試合で旭川志峯(北北海道)と対戦するが、予定通り出場する方針。

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