DeNA・蝦名「三振オッケー」でサヨナラ犠飛 「オースティンは敬遠されると思っていたので」
「DeNA5-4広島」(5日、横浜スタジアム)
覚悟は決まっていた。DeNA・蝦名達夫外野手(27)が準備を進めていく。「オースティンは敬遠されると思っていたので、俺が決めてやるという気持ちで打席に立ちました」。無死満塁で、迷いなくバットを振り抜いた。自身初のサヨナラ犠飛で、激闘のシーソーゲームを勝利に導いた。
同点で迎えた九回。無死一、三塁で前打者・オースティンが申告敬遠される光景を見た。「絶対に僕で勝負してくるな」の予想は的中。不思議と落ち着いた。フルカウントまでもつれた勝負は最後、149キロの直球を強振。サヨナラ犠飛に「最高です」と、仲間からの手荒い祝福を受けた。
割り切りが好結果を呼んだ。「三振オッケー」と腹をくくり、バットを振っていった。また、2点を追う六回には反撃の2号ソロ。横浜・夏の一大イベントスターナイトで11連勝を呼び、一番の輝きを放った。





