「日本ハム６－１西武」（５日、エスコンフィールド）

　投打のかみ合った日本ハムが３連勝。貯金を今季最多タイの２２とした。

　三回は集中打で３点を先制してなお１死二、三塁から万波がまさかの２ランスクイズ。高めのボールを三塁前にきっちりと転がし、デービスが一塁に送球する間に、二走・郡司も生還した。

　「人生初」というスクイズを決めた万波は「うれしかったっすよ。こんな気持ちになるんだって。攻撃側がしたいことが全部完璧にできた時の気持ち良さみたいなものは、初めて体感したなと思います」としてやったりの笑み。サインが出た時の心境を「驚きもありながら、でもあり得るよなと思って」と振り返り「僕らの高校（横浜高）は小技の練習はめちゃめちゃする学校だったので、そこでかなりの数のバントをしたと思いますし、特段苦手意識もないので」と胸を張った。

　新庄監督も「難しいボールをしっかり決めてくれた」と称賛。「フリーバッティングの１、２球目のバントとか器用にするし、さすが横浜高校だなって」とうなった。