新庄監督 セのDH制導入で持論「逆にしてもいいんじゃない?パがなしで3年間くらい」投手が打席に立つ懸念も
「日本ハム-西武」(5日、エスコンフィールド)
日本ハム・新庄剛志監督が試合前に報道陣に対応。前日、27年シーズンから導入が決まったセ・リーグのDH制度について言及した。
第一声は「遅いですよね」と言いながらも、野球が変わるかどうかについて「どっちとも言えない。セ・リーグはセ・リーグの面白さがあるんで」と語った。
新庄監督らしく柔軟な発想で、今後についても提言。「一回、変えてみて。で、あまりセ・リーグの野球じゃないなと思ったら戻したらいいし。逆にしてもいいんじゃない?パ・リーグがDHなしで3年間くらい。そしたら日本シリーズも面白くなる」とうなずいた。
新庄監督自身はDH制のほうが「面白い」とし、「僕は野手出身なんで、ピッチャーの代え時とかはいらない。いいピッチャーとの真剣勝負をやってガンガン走って。ピッチャーが打席に立つと走ることがないから、エキサイティング感がなくなるのは嫌ですね」と持論。監督目線での懸念点に触れ、「(打撃で)詰まって、投げられなくなるというのは気を使う。交流戦でも、(衝撃を和らげる)ゴム8個くらいつけてくれないかなと。相当痛いですよ。先でも詰まりでも。感覚が狂ったら嫌だなって。だから、交流戦の時はピッチャーを準備させるのが早かった」と明かした。
セ・リーグは導入を巡って長い期間、議論を交わしてきた。新庄監督は「(DH導入は)80%くらい賛成。(残りの)20%は『DHはない方が好き』というファンの方もいるので、変えなくていいかな」と語った。





