京都国際 いきなりV候補・健大高崎と激突 小牧監督「チャレンジャー」の気持ちで格上倒す
「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日、大阪市内)
第107回全国高校野球選手権大会(5日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、昨春センバツ覇者の健大高崎が大会8日目の第1試合で昨夏王者の京都国際と対戦することが決まった。青柳博文監督(53)はV校対決を制するべく「投手陣の総動員」を宣言。中心となる、今秋ドラフト1位候補の最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)は目標に掲げ続けてきた聖地での160キロ記録へ自信をのぞかせた。
連覇のかかる京都国際、初戦は大会第8日、こちらも優勝候補・健大高崎が相手だ。
小牧憲継監督(42)、は泰然と受け止めた。「実力は自分たちが分かっています。京都でもうちより強いチームはたくさんあった。チャレンジャーです」と、どこが相手でも“格上に挑戦する”気持ちは不変だ。
その上で、勝機を見いだす。「石垣君、下重君の二人を想定して練習ですね」と、屈指の好投手から1点でも2点でも奪う方法を考えていくが、大前提はエース・西村一毅投手(3年)の奮闘だ。「打ち合いでは勝てませんから」。
その西村は京都大会準決勝、決勝と完投するなど「かなり投げたので休ませたかった。キャプテン(倉橋翔外野手・3年)にも『後半のくじを引いてこい』と言っていて。(第8日は)ありがたいです」と小牧監督。
倉橋は強豪との対決も「チームメートの顔を見たら笑っていたし、引き締まってもいた。西村中心に全員で勝ちを目指したい」。万全のエースと、支えるナイン。勝利を、連覇への大きな弾みとしたい。





