ソフトバンク堅首4連勝 大関がキャリアハイ9勝目「理想のフォーム」で凡打の山、7回1安打1失点
「ソフトバンク8-1楽天」(3日、みずほペイペイドーム)
凡打の山を築いてキャリアハイの9勝目を手にした。先発のソフトバンク・大関が7回をわずか被安打1で1失点に抑え、5月17日の楽天戦から自身7連勝。チームを4連勝に導き、「全体的にいい投球だった。準備してきたことをしっかり出せた」と納得の表情を見せた。
「理想のフォーム」で打者を翻弄(ほんろう)する。ノーワインドアップから体を少し前傾させ、グラブを持つ右手を大きく使って投げる独特のフォーム。「打たれていなかった時のデータを基につくってきた」と過去の投球内容をもとに磨いていった結果、打者からは打ちづらい形が完成した。小久保監督も「そんなに真っすぐは(球速が)出ていないけど、あれだけ被打率が低いのは(球の)出どころとフォークの精度」とうなずく。
育成出身の左腕はこれで自己最多の9勝を挙げ、有原とモイネロに並んだ。小久保監督も「(有原、モイネロ、大関の)3本が柱」と大関の成長に目を細める。5日からは敵地でロッテとの3連戦。「取りこぼしがないようにしっかり戦いたい」と指揮官。このまま連勝街道を突き進む。





