ヤクルト 青柳の獲得を正式発表 会見で「野球ができる環境を与えてくれたことに感謝です」補強期限ギリギリの31日に発表の異例事態
ヤクルトは31日、都内の球団事務所で米大リーグ、フィリーズ傘下のマイナー2Aレディングから自由契約になった元阪神・青柳晃洋投手(31)の入団会見を行った。既に契約の基本合意には達していたが、補強期限ギリギリのこの日に獲得を正式発表する異例の事態となった。
グレーのスーツ姿の青柳は「また野球ができる環境を与えてくれたことに感謝です」と意気込みを示した。その上で「活躍することが阪神への恩返し。全員と対戦したいです」と語った。背番号は「99」に決まった。
青柳は昨季終了後に阪神からポスティングシステムで大リーグ入りを目指し、フィリーズとマイナー契約。メジャー昇格はできず今月に2A球団を退団していた。
NPBでの実績は申し分ない。昨季まで在籍した阪神では通算61勝。21年から2年連続の最多勝と勝率第1位を獲得し、22年は最優秀防御率を含む3冠に輝いた。
チームは今季ここまで今季最長8連勝中だが借金18の最下位。防御率はセ・リーグ唯一の3点台となる3・44でリーグワーストであり、投手陣の立て直しは急務だ。今年、米国で先発とリリーフの両方を担い、日本での実績も経験も豊富。心機一転でNPBに復帰する右のサイドスローへの期待は大きい。





