大阪桐蔭が延長タイブレークで敗れる 選手がベンチ前で涙 6年ぶり春夏連続で甲子園出場逃す 3時間超の死闘でエース・中野が力尽く
「高校野球大阪大会・決勝、東大阪大柏原6-5大阪桐蔭」(27日、GOSANDO南港野球場)
大阪桐蔭が決勝で敗れ、2019年以来、6年ぶりに春夏連続で甲子園出場を逃した。
大阪桐蔭は4点を追う七回、クリーンヒットはなくとも四死球などを絡めて一挙4点を奪い試合を振り出しに戻した。しかし九回1死一塁から相手のバントを処理した一塁手が二塁へ悪送球。二、三塁とピンチが広がった。
ここで相手のスクイズを高めの直球で外すなど、しのぎきって延長タイブレークへ突入。十回に1死二、三塁から三塁線を破られる2点二塁打を浴び、勝ち越しを許してしまった。その裏、反撃は1点にとどまり3時間超の死闘の末、夏の甲子園には届かなかった。
整列のあと、ベンチ前に戻った大阪桐蔭ナインは涙を流した。エースで主将の中野も悔しさをにじませた。
西谷浩一監督は「苦しい展開になった。勝たないといけないゲーム。監督が勝たせてやれなかった」と語った。





