DeNA・藤浪 国内復帰後初登板で3人斬り 最速156キロ「まずは及第点」 横須賀フィーバー!今季最多3499人

 試合開始前に満員になった内野スタンド(撮影・伊藤笙子)
 移籍後初の実戦で力投する藤浪(撮影・伊藤笙子)
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 「イースタン、DeNA1-3ロッテ」(26日、横須賀スタジアム)

 新天地で踏み出した一歩目は、想像以上に温かかった。元阪神で、マリナーズ傘下3A・タコマを自由契約となった藤浪が、DeNA移籍後初実戦でわずか5球の間に三者凡退に仕留めた。「とにかくゾーンには投げ込めたので、まずは及第点かな」。いきなりの最速156キロに、首脳陣もうなずくしかなかった。

 見上げれば雲一つない青空。スタメンで名前が呼ばれた時、マウンドに上がる時、いずれも大きな拍手が横須賀を包み込んだ。注目の初球は152キロでファウル。2球で追い込むと、和田を左飛に打ち取った。さらに佐藤も左飛、谷村は156キロで右飛。わずか5球で三者凡退に仕留めて“復帰戦”を投げ終えた。

 不安がなかったわけではない。ナイター開催にもかかわらず、13時から列はでき始めた。また昨年帰還した筒香フィーバーの時と同様に外野席も開放される熱狂ぶり。今季最多の3499人の大観衆から寄せられた大きな期待を感じながら冷静に足元を見つめていた。

 「久しぶりの実戦、久しぶりの日本というところで、いろいろミスもするだろうと思っていた。ミスをしたらそこで考えればいいと思っていましたし、失敗することが悪いことではないので」

 桑原2軍監督は「体の出来、投げるボールの球威自体は(1軍に)いける」と太鼓判。間隔を空けながらイニングを伸ばしていく段階に入るが、「1軍が救援ですぐほしいと言えばもうゴーサインは出す」と言う。阪神で一気にスター街道を駆け上がり、挫折もあった。海を渡り、心機一転で見つけた場所が横浜だ。藤浪の終わりなき旅は続いていく。

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