センバツ王者の横浜が決勝進出!涙の奥村頼が2打席連発4打点の大暴れ&好救援 松坂擁した98年以来の偉業へ、夏の聖地にあと1勝
「高校野球神奈川大会・準決勝、横浜4-3立花学園」(26日、横浜スタジアム)
センバツ王者の横浜が春夏連続の甲子園出場に王手をかけた。「4番・左翼」で出場したエース左腕・奥村頼人投手(3年)の2打席連発4打点の大暴れで、立花学園を逆転で下した。
序盤に3点を失い、平塚学園との準々決勝に続きリードを許す展開。それでも、0-3の四回先頭で奥村頼が3球目を捉えバックスクリーンへ飛び込むソロを放ち、2点差に迫った。
さらに1-3の五回2死一、三塁では、2ボールからの変化球を捉え、右越えへ逆転3ラン。大会50号となる劇的な2打席連発で一気にチームを勢いづけた。横浜スタジアムは大歓声に包まれた。
準々決勝では先発も2回途中3失点で降板。それでも九回2死から主将・阿部葉太外野手(3年)の逆転サヨナラ打で劇的勝利を決め、試合後に号泣。チームは三回にバッテリーエラーと犠飛で2点を先制された。四回には四球からピンチを広げ、1死二塁で適時二塁打を浴びてリードを広げられた。
それでも五回、この回からマウンドに上がった織田が無死満塁のピンチを招くも、気迫の投球で後続を打ち取り無失点。スコアボードにゼロを刻み、流れを呼び込んでいた。
九回に織田がボークなどで1死三塁のピンチを招いたところで、奥村頼がマウンドへ。バッテリーエラーも許されない緊迫した状況の中、1点を守り切ってゲームを締めた。1998年に松坂大輔らを擁して甲子園春夏連覇を達成して以来の偉業へ、戦国神奈川の突破へ王手をかけた。




