東邦・久田が中京大中京を完封 9年ぶり夏Vへ粘りきった141球 愛知決勝は東邦VS豊橋中央
「高校野球愛知大会・準決勝、東邦1-0中京大中京」(25日、岡崎レッドダイヤモンドスタジアム)
これぞ、エースだ。東邦が五回に迎えた1死満塁のピンチ。3ボール1ストライクと四球を出せば先制されるピンチで、久田泰心投手(3年)は「置きにいかずに強い球を投げれば、野手が守ってくれる」。仲間を信じて直球を投げ込み遊撃への併殺打に打ち取って、窮地を脱した。
中盤以降は変化球主体で打たせて取って、見事に完封。141球を投げきった。
「中京大中京は昨夏に負けていたので、意識はあった。エースとして自分が九回まで0点で抑えられてよかった」。昨夏の決勝ではベンチ入りしながら登板機会がないまま敗れた相手に1年越しの雪辱を果たした。
今大会は初戦の3回戦から全5試合に登板。先発した4試合は全て完投した。誰もが認める大黒柱は「決勝もロースコアの試合になると思うので僕が粘り強さで勝って甲子園に連れていく」。9年ぶりの優勝が懸かる大一番に挑む。





