「ロッテ８－２オリックス」（２０日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ロッテが６月２４日以来、交流戦後初の２連勝。１点を追う三回に山本の適時打、高部の犠飛、上田の適時打で３点を奪い逆転。１点差とされて迎えた六回には安田の３点二塁打と西川の２点三塁打で突き放した。先発・小島は６回４安打２失点でサモンズと並んでチームトップタイの４勝目を挙げた。

　吉井監督は小島について「ピリッとしないですね。内容が良くなかったので、もう一回しっかり修正してもらいます」と厳しかった。

　三回２死から九番・大里に安打を浴び、１番・広岡に四球。ピンチを広げて２番・宗に先制打を浴びた。五回も同じような失点。１死から大里に安打を浴び、広岡に四球。宗に適時二塁打を浴びた。

　吉井監督は「失点の場面（三回）がツーアウトからまた下位打線出して。で、警戒しすぎてフォアボール出して。次（五回）もワンアウトからまた下位を出して、警戒して１点。小島の悪いときのパターン」と解説。

　「そこをどれだけ割り切って攻めていけるか、が小島の課題かなと思っています。６回２失点なので、ちょっと辛口ですけど、彼は開幕投手を務めたピッチャーなんで、チームの流れも彼が作るくらいのピッチングをしてくれないと。それくらいの期待は、大きいです」と明かした。

　安田とともにヒーローインタビューに立った小島も「また先制されましたけど、粘って投げれたかなと思います」と登板を振り返った。その上で「６回で代わってるようじゃダメだと思うので、次しっかり長い回投げれるように頑張りたいと思います」と反省の言葉を口にしていた。