ヤクルト・奥川が351日ぶり白星!「迷惑かけてきたのでホッとしてます」7回無失点8奪三振の好投、“9度目の正直”で今季初勝利 チームは連勝

 「ヤクルト3-1広島」(19日、神宮球場)

 ヤクルトは投打の歯車がかみ合って勝利を収め2連勝をマークした。

 今季ここまで8戦0勝の奥川恭伸投手が先発し、7回を3安打8奪三振無失点と好投。今季初の開幕投手に指名された右腕が、“9度目の正直”を目指す中、昨季8月2日・巨人戦(東京ドーム)以来、351日ぶりの白星をつかんだ。

 奥川は立ち上がりは制球力に苦しみ、初回は2死二塁、二回は2死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが後続を断ち先制点を与えなかった。その後は尻上がりに調子を上げていった。

 打線は四回2死二塁から沢井の左前適時打で先制。五回は1死三塁から内山の左線適時二塁打で2点目を奪い、九回には伊藤の犠飛で突き放した。

 試合後、奥川は「これまでチームにたくさん迷惑かけてきたので、1つ勝ててホッとしてます。後半戦に向けていいスタートが切れるように、なんとか1つ勝って折り返せるようにと思っていた。前回7回投げきれずに悔しい思いしたので、きょうは7回投げ切れてよかった」と笑顔。「長かったので、嬉しいのと同時にやっぱりこの1勝では終わりたくないですね。4敗してるので、なんとか勝ち越しまでまず持って行けるようにしたい。8回、9回とこれから投げきれるように頑張りたい。後半もどんどん勝てるように一生懸命頑張りたい」と今後を見据えた。

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