巨人・阿部監督 泉口を懲罰交代「きょうは戦力になんないなと」非情采配も実らず競り負け 首位阪神と9差

 3回、スリーバントを試みるも失敗し、肩を落とす泉口。捕手・古賀(撮影・開出牧)
 ベンチでぶぜんとした表情の阿部監督(撮影・開出牧)
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 「ヤクルト3-2巨人」(17日、神宮球場)

 厳しい采配も勝利にはつながらなかった。巨人は同点の八回に大勢が2死三塁とされ、宮本の三遊間への詰まったゴロを坂本が捕球後に握り損ねて、決勝点を献上(記録は内野安打)。2連敗で借金1。阪神と9ゲーム差に広がり、19日の直接対決で敗れると自力Vが消滅する。阿部監督は「序盤に取れる点を取れなかったっていうのが全て」と総括した。

 大きな好機を逃したのは同点で迎えた三回だ。無死一、二塁から泉口が初球、2球目とバントをファウルし、ボールを挟んで、4球目もバントをファウル。3バント失敗に倒れた。初回2死一、二塁で迎えた第1打席も見逃しの3球三振。三回の守備からベンチに下げられた。

 阿部監督は懲罰交代について「きょうは戦力になんないなと思って代えました」と厳しい口調。泉口は三回を終えてベンチでは涙目。長野に声をかけられるシーンもあった。試合後は「きょうは僕のせい」とうなだれた。

 この日は二回1死一、二塁から西舘が送りバント失敗。七回無死一塁も佐々木が送れずに追い込まれ、遊ゴロ併殺に打ち取られた。3度の犠打の機会は全て失敗。阿部監督は「バントだったりね。そういう細かいことができなかったから、勝手に僕らが向こうに流れをあげちゃったって感じ」と表情は険しかった。

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