巨人・阿部監督 泉口の懲罰交代に言及「今日は戦力にならないなと思って」痛恨の逆転負けに「僕らが流れをあげちゃった」

 3回、泉口のスリーバント失敗に、ベンチでぶぜんとした表情の阿部監督(撮影・開出牧)
 3回表終了後、選手交代を告げる阿部監督
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 「ヤクルト3-2巨人」(17日、神宮球場)

 巨人は痛恨の逆転負けで借金1となった。

 阿部監督の執念采配は勝利に結びつかなかった。1-1の無死一、二塁の絶好機。ここで5番・泉口は初球、2球目とバントをファウルし、1球ボールを挟んで、4球目もバントをファウル。3バント失敗で走者を進められなかった。

 阿部監督はぶ然とした表情を浮かべ、三回の攻撃が無得点に終わると泉口を懲罰交代。遊撃の守備位置に門脇を入れた。

 この日は二回1死一、二塁でも西舘が送りバント失敗。七回無死一塁は佐々木が送りバントできず追い込まれ、遊ゴロ併殺に倒れるなどバント失敗が目立った。

 試合後、阿部監督は「バントだったり、細かいことができなかったから。勝手に僕らが向こうに流れをあげちゃった。序盤に取れる点を取れなかったのが全て」と振り返った。泉口の交代にも言及し、「今日は戦力にならないなと思って代えました」と語った。

 泉口はここまで76試合に出場し、打率・279と奮闘。この日も5番・遊撃で出場していたが、第1打席も好機で見逃し三振しており、阿部監督が厳しさを見せた。

 チームは最下位ヤクルトに痛い敗戦を喫し、阪神とのゲーム差が9となった。

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