大阪桐蔭注目右腕の中野大虎が3回無失点 先輩主将・前田悠伍より上?西谷監督が認めるキャプテンシー
「高校野球大阪大会、大阪桐蔭13-0星翔」(15日、GOSANDO南港野球場)
大阪桐蔭のプロ注目右腕・中野大虎投手(3年)が先発し、3回2安打無失点でチームの五回コールド勝ちに貢献した。
初回2死から二塁打を浴び、立ち上がりからピンチを背負う場面もあったが、落ち着いた投球で得点を許さず先発の役目を果たした。自身の投球を振り返り、「立ち上がりは力を入れすぎずにいい具合で投げられたけど、力が入り過ぎるとボール一つ分浮くのが課題。修正できて三回まで良い具合に投げられた」とうなずいた。
バックネット裏には多数のプロスカウトが集結し、巨人の水野雄仁編成本部長代理は「全体的にまとまっている。高校生の評価はこれから先になるけど」と見ていた。
13日にはOBでソフトバンクの前田悠伍が楽天戦でプロ初勝利を挙げた。中野は前田と同じく今夏は背番号1を背負ってチームを率いる主将を務める。西谷監督は中野のキャプテンシーを「根っからのキャプテン」と称し、続けて「前田はキャプテンの人じゃない。無理やりやらせていただけ(苦笑)」と明かした。「僕らはみんなで生活している。学校以外も含めて中野がリーダー。監督がいらないぐらいやれる人で、僕はあまり何もしなくて良いチーム」と西谷監督に言わしめる程だった。





