高校野球 大阪桐蔭が八回コールド負け 公式戦では12年ぶりの珍事 プロ注目右腕・中野は6回6失点 西谷監督「まだまだ力がないことが分かった」
「春季高校野球近畿大会・1回戦、東洋大姫路9-2大阪桐蔭」(25日、さとやくスタジアム)
大阪桐蔭が東洋大姫路に八回コールドで敗れて初戦敗退となった。
先発した大阪桐蔭のプロ注目右腕・中野大虎投手(3年)は初回1死一塁で東洋大姫路・渡辺拓雲内野手(3年)に左中間芝生席に運ばれる先制2ランを浴びた。六回には2死二、三塁から相手先発の木下鷹太投手(3年)に右翼線への2点適時二塁打を許すなど3失点。6回9安打6失点でマウンドを降りた。
2番手・森は七回から登板するも東洋大姫路打線の勢いを止められず。1回1/3で3失点を喫した。
大阪桐蔭のコールド負けは2013年の秋季大阪大会4回戦で履正社に1-13で敗れて以来12年ぶりの珍事となった。試合後、西谷監督は「いい打線と聞いていた。夏に向けていいものを見せてもらった」と語り、自チームについては「まだまだ力がないことが分かった」と評した。
東洋大姫路・岡田監督とは履正社監督時代にしのぎを削り、大阪の頂点を競ってきた。「不思議な感じはしましたけど、さすがだなと感じました」と西谷監督。「練習試合も何回か申し込んだんですけど、『まだやらんとこ』と。岡田先生のやりたい野球が仕込まれているなと思った」と振り返っていた。





