大阪桐蔭・森 阪神など5球団の前で3回完全 最速147キロ、4K 7年ぶり夏頂点へ大勝発進

 「高校野球大阪大会・2回戦、大阪桐蔭26-0港」(12日、GOSANDO南港野球場)

 大阪大会は2回戦19試合が行われ、昨夏王者の大阪桐蔭が港に26-0の五回コールド勝ちで大勝発進を決めた。今秋ドラフト候補で最速153キロ右腕の森陽樹投手(3年)が先発して3回完全投球。阪神など5球団のスカウトの前でアピールに成功した。沖縄大会ではともに今春の選抜大会に出場した沖縄尚学とエナジックスポーツが決勝に進出した。

 最後の夏にかける思いをマウンドで体現した。初戦の先発を任された大阪桐蔭・森が一人の走者も許さない圧巻の投球で存分に実力を誇示した。

 初回先頭から2者連続三振を奪う立ち上がり。「初戦は大事。チームに流れを呼び込もうと思って投げた」と最速は147キロをマークし、4奪三振を記録した。ネット裏では5球団のスカウトが視察。阪神は2人態勢を敷き、担当の岡本スカウトは「力みがなくまとまっている。落ち着いて投球していた」と評価。巨人・水野編成本部長代理は「真っすぐの走りがよかった」と話した。

 投手陣は3人の継投で無安打投球と仕上がりは上々。打線は二回に1番・宮本楽久内野手(3年)が右越え3ランを含む1イニング2安打5打点を記録するなど一挙12得点。五回にも10点を追加して計15安打26得点と手を緩めることなく得点を重ねた。

 「まだまだやらないといけないことがある」と勝ってかぶとの緒を締めた西谷浩一監督(55)。2018年以来7年ぶりの夏の全国制覇に向けて好発進を切った。

 ◆森 陽樹(もり・はるき)2007年8月1日生まれ、17歳。宮崎県延岡市出身。189センチ、90キロ。右投げ左打ち。投手。小1から東海東少年野球クラブで野球を始め、聖心ウルスラ学園聡明中では軟式野球部に所属。大阪桐蔭では1年秋から背番号「15」でベンチ入り。

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