日本ハム堅首 采配的中!延長十一回代打マルティネスV撃 新庄監督「あ~、面白かった」今季3度目4連勝

 11回、勝ち越しの右前適時打を放つ代打・マルティネス(撮影・開出牧)
 11回、代打・マルティネスが勝ち越しの右前適時打を放ちベンチで腕を突き上げる新庄監督(撮影・開出牧)
 11回、勝ち越しの右前適時打を放った代打・マルティネス(左)に手を合わせる新庄監督(撮影・開出牧)
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 「ロッテ4-5日本ハム」(8日、ZOZOマリンスタジアム)

 これが作り上げてきた選手層の厚さだ。日本ハムは4-4の同点で迎えた延長十一回に勝負を決めたのは、代打・アリエル・マルティネス捕手。2死一、二塁から一、二塁間を破る鮮やかな右前適時打を放つと、新庄剛志監督は何度もうなずいてから手をたたいた。敗れれば再び2位転落となる中で、しぶとく首位を守った。

 「今日のゲームは選手全員が成長しましたね。あ~、面白かった」。興奮さめやらぬ様子で、指揮官は目を細めた。十一回は野村や吉田もまだベンチに待機。「他の選手たちも実力はあるので。思い切って、自信を持って代打に出せる」と言い切った。

 殊勲打のマルティネスも「自分が最終的に打点を挙げる自信はあった」とキッパリ。この日がカミラ夫人の誕生日で「とても、とてもうれしい。僕があげられる中で、一番いいプレゼントだったと思います」と満面の笑みで喜んだ。

 打線にはつながりが出てきた。二回に連打で好機をつくり、内野ゴロと犠飛で2点を先制。五回は先頭から3連打で無死満塁とし、矢沢がフェンス直撃の2点適時二塁打を放った。3連戦で27得点を挙げた楽天戦に続き、得点力は上がっている。

 六回は五十幡と矢沢の失策が絡んで追い付かれた。そんなミスもカバーしての延長戦勝利に、新庄監督は「全員で勝った1勝かな」と価値を口にした。今季3度目の4連勝。首位を走りながら、成長も続けていく。

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