「日本ハム８－６楽天」（６日、エスコンフィールド）

　日本ハムが強打で圧倒して楽天に３連勝。首位をキープした。２回までで４点を失う幕開けとなったが、レイエスの満塁弾で一時逆転に成功し、同点とされても清宮幸の勝ち越し２ランで試合を決めた。

　交流戦明けのソフトバンク戦で３連敗を喫し、首位陥落して戻って来たエスコンで３連勝。試合後、新庄監督は「もうこのチームで監督するのしんどい。ソフトバンク３連戦で三振４０個、楽天戦で２７得点。情緒不安定になっちゃう」と苦笑いを浮かべた。

　デビューから先発の先発連勝が続いている達が５回５失点と苦しんだが、勝敗つかず。指揮官は「達君はいい勉強、経験になったと思う。プロ野球という世界はそんなに甘くないと知れた意味ではいいゲームだった」と指摘した。

　七回の清宮幸の決勝弾には「エラーしたから打つと思ったね。エラーしたら打ちよるからね。彼は」と笑った。七回、レイエスが四球で出塁した時に五十幡を代走に送った場面を「ポイントでした」と明かし、「清宮君がエラーしてたんで、真っすぐが増えて、（外野の）間を抜いて１点取れたらいいなと思って。ここ難しいんですよ。延長ならレイエスを残しておいた方がいい。でも１点を取って、八、九回しっかり抑えて…。勝負ですよね。事を起こしてみないと分からない」と振り返った。

　その上で「３つ負けたら３つ勝ちゃいい。それだけの事」と、うなずいた。