立浪和義氏 PL学園寮生活のひと味違うエピソード 昭和の時代に制汗剤をコットンで体に 片岡氏「その綿くれやって言ったら」

 立浪和義氏
 1987年4月4日 選抜高校野球で優勝したPL学園・立浪和義(左)=甲子園
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 フジテレビ「ジャンクSPORTS」が28日、放送され、PL学園特集に前中日監督の立浪和義氏が出演。さまざまな厳しい逸話が残る中、当時からオシャレな一面をのぞかせていたことが明らかになった。

 まだ昭和の時代。PL学園の野球部寮では、1年生がシャンプーやリンスなどを使用することは禁止されていたという。同級生の片岡氏は「先輩達が使った残り、捨ててあるやつに水を含ませて。ボディーソープあったら最高ですよ」と当時のエピソードを明かした。

 その中で立浪氏からあるものが渡されたという。「彼は実家が化粧品店でね、オシャレなんですね。最先端、SEEBREEZEですよ。僕ら思春期で臭いも気になるんですが、『片岡、これエエにおいするから使えや』って」という。

 片岡氏は手で塗りつけていたところ、立浪氏はコットンを使って丁寧にお肌へ。「その綿くれやって言ったら『コットンや』って言われてね(笑)。それくらいやってましたよ」と証言した。現代ほど男子の美意識は高くなかった時代。さらに高校野球界で最も厳しい寮生活を送っていたとされるPL学園。これまでのイメージとはひと味違ったエピソードだ。

 3年時には主将も務めた立浪氏。1年時には先輩達が食事する際に壁に張り付き、即座におかわりなどを用意するしきたりが語られ、「気づきですよね。例えば野球やってる時でも相手バッターが短く持ったとか」と寮生活から野球につながることも多かったという。

 元木大介氏も「ゴルフ行ったときに、ホットドッグ食べるときに、マスタードとか使うじゃないですか。そのままだと最初は水っぽいのが出るんですけど、(立浪氏は)必ず振ってから渡す。めっちゃ細かいんですよ。気遣い、気づきがヤバいって」と知人から聞いたエピソードを披露していた。

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