元阪神・関本賢太郎氏 中学時代30校スカウト→練習見学の光景で即断り入れた超名門高校を明かす「アカンとこやと」

 関本賢太郎氏
 仙台育英に敗れベンチでぼう然とする天理・関本=1996年8月
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 元阪神・関本賢太郎氏(46)が9日、フジテレビ系「ジャンクSPORTS」に出演。中学時代に進路を決めた際のエピソードを明かした。

 「スポーツ名門校」スペシャルに登場した関本氏は「中学校の時そこそこ上手だったので、30校くらいから特待生できてくれとスカウトがありました。一番熱心に誘ってくれたのがPL学園だった」と振り返った。

 当時、高校野球界をけん引していた「名門中の名門」。関本氏は「練習見学に行ったんですが、行ったのが早かったんです。1年生しかいなかったんです。草むしりしながら、のどかでいい高校だなと思っていた」というが、ある光景を見てその思いが一変したという。

 「2年生がきた時に(1年生が)深々とお辞儀して『こんちはー!』と。『えらいとこやぞ、と』。3年生がきたらさらに深くなって。『これはきたらアカンとこや』と断って天理高校に行きました」。

 厳しい上下関係を察知した関本氏は「練習なんて見てないです。挨拶だけで決めました」と苦笑い。天理では3年夏に甲子園に出場し、96年ドラフト2位で阪神に入団した。

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