ソフトバンク接戦制した 石塚が延長十回代打決勝打 阪神の左腕・及川相手に「気合が入った」

 1回を無失点に抑えるソフトバンク リバン・モイネロ=甲子園(撮影・田中太一)
 10回、勝ち越しとなる適時二塁打を放つ代打・石塚(撮影・北村雅宏)
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 「阪神1-2ソフトバンク」(20日、甲子園球場)

 代打で大仕事を果たした。ソフトバンク・石塚が1-1の延長十回2死三塁で、左腕の及川から決勝打を放った。小久保監督から課題を与えられた左投手相手の打席で「気合が入った。ここで結果を残せて良かった」と充実感をにじませた。

 投手戦となった一戦で、期待に応える一打となった。4日に2軍に降格した際、小久保監督から「左投手といえば石塚と言われるくらいになれ」と送り出された。2軍戦では「左ピッチャーの時は人一倍集中して打席に立っていた」と取り組んだ。17日に再昇格し、前日19日に二塁打をマーク。この日も敵地甲子園で長打を放ち、小久保監督は「アウェーでこの仕事は自信にしてほしい」と宿題をクリアした右打者を絶賛した。

 接戦を制し、9度目の交流戦優勝に大きく前進した。開幕から故障者が続く中で、チーム内の厳しい競争も戦力を底上げしている。

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