ロッテ 20歳木村が阪神戦でプロ初先発「甲子園は憧れの場所、投げる機会をいただけて嬉しい」

 ロッテの木村優人投手(20)が17日の阪神戦(甲子園)でプロ初先発する。プロ2年目の右腕は今季1軍デビューを果たし初勝利、初ホールド、初セーブを挙げるなど躍進中。甲子園の大舞台で臨む初先発に「楽しみです」と声を弾ませた。

 今季はリリーフとして14試合に登板。1勝5ホールド1セーブ、防御率2・75の成績を残した。8日の中日戦(バンテリン)を最後に先発として調整。「やれることをしっかりやって試合に臨みたいと思いながら調整をしてきました。先発だからといって、これまでと何かを変えるのではなく、1イニングずつ。打者1人ずつ相手に向かっていき、しっかりと抑えたいと思います」と抱負を語った。

 霞ヶ浦高時代は1年夏からベンチ入りしたが甲子園出場はなし。高3の夏は茨城大会決勝は土浦日大と対戦。3点リードの九回に5点を失い逆転負けを喫した。

 「甲子園は高校時代に投げることを一つの目標に頑張っていたので憧れの場所です。高3夏は県大会決勝で自分が投げていて最終回に逆転負けをしてしまい、甲子園では投げることができなかったという悔しい想い出があるのでこうしてプロに入って、投げる機会をいただけて嬉しいです」と目を輝かせる。

 最速152キロの力強い直球が魅力。高校時代は登板しない日は主軸を務めるなど、打撃も得意だ。「最高のパフォーマンスを出して、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」。1日に20歳になったばかりの若き剛腕が、憧れの舞台で躍動する。

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