巨人・阿部監督「勝ちに等しい」執念ドロー リチャード降格、育成・三塚を支配下&緊急昇格へ「ヤングジャイアンツでいく」
「ソフトバンク0-0巨人」(12日、みずほペイペイドーム)
執念のドローだ。延長十二回まで戦って0-0の熱戦。負けなかった。巨人・阿部監督は「この試合は、勝ちに等しいと思って明日からやりたい」と納得顔で振り返った。
総力戦だった。大勢、マルティネスら勝利の方程式も投入した。「ピッチャー陣、もちろん守っている野手も頑張った」。一方で打線は沈滞。大関に五回まで完全投球を許すなど9回を無得点に封じ込められ、相手投手陣に苦しめられた。
打線のテコ入れを敢行する。まずリチャードの2軍落ちを即決した。六回無死一塁の打席。一走・増田陸がスタートを切ったが二塁でアウト。リチャードはその初球を見逃していた。「エンドランかけたんだけど。自分が打つ、打たないじゃなくてボーンヘッドはやっぱ許されないよと」とバッサリだ。
さらに育成の外野手・三塚の支配下昇格と13日の1軍緊急昇格も決めた。左の大砲候補を「支配下にして1軍に呼んで。ヤングジャイアンツでいく」。チームはリーグ3位に浮上。打線強化の一手を打って13日のオリックス戦に挑む。





