中日 岡林弾&上林弾で今季初5連勝 交流戦首位タイに浮上

 「楽天5-8中日」(11日、楽天モバイルパーク)

 “バヤシコンビ”が杜(もり)の都の空にアベックアーチをかけた。中日は今季最多の14安打、8得点。今季最長の5連勝&交流戦首位タイへ導いたのが、岡林勇希外野手と上林誠知外野手の1、3番コンビだ。

 まずは二回2死一、二塁で岡林が右翼席へ2号3ラン。初球の右翼ポール際への飛球はファウルとなったが、“打ち直し”となった3球目を文句なしでスタンドへ放り込んだ。「たまたまです」と謙遜したが、6月は打率・350を誇る1番が打線を活気づけた。

 三回無死は上林が右翼ポール際へ9号ソロ。この一発を含む4安打の固め打ちで、四回の二盗で6年ぶりとなる2桁盗塁も達成。「目標にしていた数字なのでうれしい。でも、この2倍は走りたい」と意欲を燃やす。

 故郷の埼玉を離れ、仙台育英で高校3年間を過ごした上林にとって、仙台は“第二の故郷”。楽天モバイルパーク宮城は「野球の底力」を肌身で感じた球場でもある。13年度ドラフトでソフトバンクから4位指名を受けた10日後。楽天と巨人の日本シリーズ第7戦を、球場のバックネット裏の席で観戦していた。楽天のエース・田中将大が締め、星野仙一監督の胴上げ…。「ものすごい雰囲気でした」。戦力外を経て移籍2年目の新天地で感動の再現を目指す。

 2人の活躍で勢いに乗ったチームは、2014年以来11年ぶりの交流戦の5連勝。借金完済まであと1勝だ。

 ◆通算500試合登板 中日・祖父江投手が11日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で八回に4番手で登板して達成。プロ野球112人目。初登板は14年4月4日の巨人戦。

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