松井秀喜氏 長嶋茂雄さんとの「約束」に言及「監督が導いてくれるんじゃないかな」次女・三奈さんとも「ある約束」交わしていた
肺炎のため3日に89歳で亡くなった元巨人・長嶋茂雄さんの通夜・告別式が、7日と8日にそれぞれ東京都の桐ケ谷斎場で営まれた。
近親者のみで執り行われ、喪主の次女・三奈さんや長男の一茂氏ら親族、巨人関係者らが天国へ見送った。8日の告別式では盟友の王貞治氏、中畑清氏、松井秀喜氏が弔辞を読み上げた。
現在ニューヨークで暮らす松井氏は弔辞の中で、「日本に帰ってくるたび、監督にご挨拶に行くと、監督の言いたそうなことを、言おうとするのに言わない。でも、その気持ちはいつも受け取っておりました」とうなずいた。続けて、「これからも監督が、なぜ私だったのか、なぜ私にたくさんのことを授けてくださったのか。その意味を、その答えを、自分自身が心の中で、監督に問い続けます」とも語った。
松井氏は訃報後の4日、長嶋さんの自宅前で報道陣に「生前、約束したこともある。今はお話しすることはできないけど、その約束を果たしたいなと思う」と語っていた。「約束」への内容は明かされていないが、この日はあらためて「監督が何を望んでいるかっていうね、それも監督に、自分の心の中で聞いてみます。それで答えを出していきたいと思います。先日、『約束』という言葉を使いましたけれど、自分の中でも、うん、何か、これからの自分自身とこれからの監督との対話で、監督が導いてくれるんじゃないかなと思っています」と語った。
前夜の通夜では喪主挨拶を行った三奈さんが松井氏と交わしていた「ある約束」に言及。闘病を続けていた長嶋さんの励みになるように、「松井さんが次の巨人の監督になられるかのような雰囲気を父に醸し出しておけば、父は毎年そのことを楽しみにリハビリをもっともっと頑張るので、松井さんどうか父が100歳になるまで言い続けてください。もう題して「『監督やるやる詐欺』しましょう」と、ずっと松井さんと話していました」というエピソードも明かされた。





