楽天・浅村決勝弾!同じ背番号「3」、ミスターしのぶ「野球界でなくてはならない存在」

 「巨人0-2楽天」(6日、東京ドーム)

 大歓声を送る左翼席のファンとは対照的に、楽天・浅村栄斗内野手(34)はクールにダイヤモンドを一周した。投手戦の均衡を破る“交流戦1号”だ。「併殺の後だったので長打を狙っていました。何とか届いてくれてよかったなと思います」。一振りで試合を決め、4番の仕事を果たした。

 1点が遠い中で迎えた六回、無死一塁から辰己が併殺打に倒れて走者なし。その直後だった。1ボールからのスライダーを振り抜くと、打球は中堅左へと一直線に伸びてスタンドへ。4月23日以来のアーチとなる5号に加え、八回には左翼線への適時二塁打を放った。

 試合前には3日に死去した長嶋茂雄さんへ黙とうがささげられた。同じ背番号「3」を背負い、同じ右打者でもある。浅村も「偉大すぎて僕が語れるレベルではない」としたが、「直接関わったことはないですけど、野球界でなくてはならない存在。残念な気持ちです」としのんだ。

 強打者としての系譜がある。浅村も300本塁打、2000安打と節目を迎えてなお挑戦を続けている。偉大な背中を指針に、これからもチームを勝利に導く一打を追い求めていく。

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