日本ハム リーグ30勝一番乗り!山県がプロ初アーチの決勝2ラン「やりましたー!」HRボールは「そろそろ自分の部屋に」スタンドが沸く
「日本ハム5-4阪神」(4日、エスコンフィールド)
日本ハムがアーチの応酬を制し、リーグ一番乗りで30勝到達。貯金を再び今季最多の9とした。
初回2死三塁から郡司の中前適時打で先制。二回には万波のリーグトップに並ぶ11号中越えソロで追加点。同点とされた直後の四回には、山県のプロ初本塁打となる左越え2ランで勝ち越した。五回にも万波が中前適時打を放った。
殊勲のルーキーはお立ち台ではにかみながら「やりましたー!」と右手を突き上げた。「本当にここまで監督、コーチ、先輩方に声をかけてもらって、おかげさまで打てたホームラン。めちゃくちゃ嬉しかったです」と力を込めた。さらに「今まででの野球人生で一番感触が良かったホームラン。入るかと思って思わず笑顔になった。幸せを噛みしめながら走りました」と振り返った。ボールは「初ヒット、初打点は家族にあげたので、ホームランはそろそろ自分の部屋に飾りたい」と明かしてスタンドを笑わせた。
先発の加藤貴は六回途中5安打2失点。四回に佐藤輝と大山に2者連続本塁打を浴びたが、粘りの投球で試合を作り、3勝目を挙げた。最後は1点リードの九回を田中正義が締め、3年連続の2桁10セーブに到達した。
「すごく良い場面だったので自分の力を発揮しようと思った」と田中。「首脳陣の方に信頼して送り出してもらっていると思うので、シーズン終わるまで突っ走っていけるように楽しみます」と白い歯をこぼした。





