長嶋さんにバラの花束とともに慰留された槙原寛己氏「翌年に日本一。残ることよって、お互いにいい思い出ができた」

 プロ野球の国民的スーパースターで、元巨人・長嶋茂雄さんが3日、肺炎のため亡くなった。89歳だった。

 元巨人投手の槙原寛己氏は同日、TBS「ひるおび」に出演。長嶋さん死去の一報は自宅で聞いたといい、「びっくりしたのと、力が抜けた」と話した。

 長嶋さんは「僕にとっては恩師」といい「20年間現役をさせてもらって過ごしたが、(現役生活の)後半、FAの権利を取ったときに『巨人に残れ』と言ってくれて」と思い出を挙げた。

 1993年オフ、槙原氏は巨人からFA宣言。その際に当時の長嶋監督はバラの花束を持って槙原氏の自宅を訪問し「君の力を必要としている」と慰留。槙原氏は残留を決断した。

 「僕の人生が最後、巨人で終わることができたのは一連のことがあったから。長嶋さんが止めてくれなかったら、もしかしたら違う形になってましたから本当によかったなと。この翌年に日本一にもなっているので。残ることよって、お互いにいい思い出ができたということが印象に残っている」と振り返った。

 また、長嶋さんの素顔を聞かれると「やっぱり試合の前、ユニホームを着ると顔が引き締まって変わるのはその通り。マスコミ対応とかプロ野球選手としてこういうふうにやらなきゃな、と勉強させてもらった人」としのんだ。

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