巨人・キャベッジNPB通算11万号 前夜の自打球途中交代なんの「日本の球史に名を残せてうれしい」
「巨人4-1広島」(28日、石川県立野球場)
強烈なメモリアル弾をかっ飛ばし、地元・石川のファンを大いに沸かせた。巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)の打った決勝アーチがNPB通算11万号となった。「打ってダイヤモンドを一周して帰ってくるまで知らなかった。これから自慢できる」と破顔一笑だ。
1点を追う初回に増田陸が大瀬から3号同点ソロを放って王手をかける。2死後に助っ人が豪快に振り抜くと白球が右翼後方の場外に消える特大の7号ソロ。節目の数字に到達した。「感触は最高だった。日本の球史に名を残せたことを非常にうれしく思う」と分厚い胸を張る。前夜は右足甲に自打球を受けた影響で途中交代したが、大事に至らず躍動した。
石川県に訪れたのは初めてだった。同県出身の球団OBで偉大なレジェンドといえば松井秀喜氏。「彼の地元ということは野球と深い縁があるんじゃないかと思う」。絶対的な4番だったゴジラの故郷で存在感を発揮し、巨人軍の第93代4番は誇らしげだった。
故障で離脱中の主砲・岡本の代役を務める来日1年目の助っ人。2位に浮上したチームを今後もけん引する。





