法大1年・境がリーグ戦1号 プロ注目左腕・毛利から先制アーチ「狙い通りに打てた」
「東京六大学野球、明大3-2法大」(26日、神宮球場)
3回戦1試合が行われ、明大が法大に競り勝ち、2勝1敗で勝ち点4とした。31日からの早慶戦で慶大が1勝でも挙げれば、明大の4季ぶりVが確定。早大が2連勝した場合は、早大と明大による優勝決定戦となる。法大は敗れたものの、1年生の境亮陽外野手(大阪桐蔭)がリーグ戦初本塁打をマークした。
打球の行方を見届けると、右手人さし指を高々と突き上げた。スーパー1年生が、最終戦で記念の一発。境がリーグ戦1号を神宮の杜に刻んだ。
0-0の三回2死だ。1回戦で完封負けを喫したプロ注目左腕・毛利と対峙(たいじ)。「毛利投手には同じ球で打ち取られていたので、その球を狙いました」とカウント1-1からツーシームを捉えた。勢いよく伸びた打球はバックスクリーンへ吸い込まれる先制ソロ。「狙い通りに打てた」と納得顔を浮かべた。
だが、その後は逆転を許し、1点を追う九回2死一、二塁では見逃し三振に倒れ最後の打者に。「まだ実力が足りてない」と悔しさが残った。
今季は全14試合に先発出場し、打率・355、10打点と存在感が光った。「うまくいった部分も多くあった。1年生というのは関係なく、チームを引っ張れるように」。期待の新星は、逆襲の秋へと視線を向けた。





