法大1年・境 4安打デビュー「準備してきた 大阪桐蔭時代からプロ注目の甲子園スターが神宮でも存在感

 「東京六大学野球、立大2-1法大」(19日、神宮球場)

 1回戦2試合が行われ、立大はサヨナラ勝利で法大に先勝した。今春の開幕試合となった法大は、昨夏の甲子園に出場した境亮陽外野手(大阪桐蔭)と只石貫太捕手(広陵)の1年生コンビがリーグ戦デビューで躍動。明大は東大を下し、戸塚俊美新監督(60)のリーグ戦初陣を白星で飾った。

 甲子園のスターが神宮でも存在感を示した。高校時代からプロ注目の境が4安打デビュー。「多少緊張はしていたんですけど、出るからには思い切ってやろうと、準備してきた結果」と堂々の第一歩を踏み出した。

 「2番・右翼」で出場し、三回の第2打席で遊撃への内野安打を放ち初安打を記録。第3打席にも三塁内野安打をマークし、50メートル走5秒8の俊足をいかんなく発揮した。さらに七回には右前打、九回には左前打と次々と快音を響かせた。それでも「全部が完璧に捉えた当たりではなかったので、改善の余地はある」と冷静に振り返った。

 一方の只石は「7番・捕手」で開幕マスクを任され投手陣を好リード。「法政の歴史を感じてプレーするのは重圧がある」と明かしたが「そこに打ち勝って、チームを勝たせられるように。今は(先発の)野崎さんにリードしてもらいながら成長しているので、早く自分がリードできるように」と力を込めた。

 大島公一監督(57)は「実力があるから起用している。取り組みも良いし、継続してもらいたい」と大きく期待。黄金ルーキーがフレッシュな力でチームを活気づける。

 ◇境 亮陽(さかい・りょうや)2006年4月21日、18歳。岐阜県出身。181センチ、79キロ。右投げ左打ち。8歳ごろから野球を始め、荒崎小3年時から荒崎野球少年団に所属。西部中では岐阜南ボーイズでプレー。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、3年春のセンバツではランニング本塁打。50メートル走5秒8、遠投110メートル。

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