楽天・浅村栄斗が平成生まれ初の2000安打!「妻と子どもの支えがあったからこそ」 連続試合出場の記録途切れてたどり着いた史上56人目の偉業

 「楽天-日本ハム」(24日、楽天モバイルパーク)

 楽天の浅村栄斗内野手が平成生まれ初の2000安打に到達。史上56人目の偉業となった。

 初回1死二塁の第1打席で右前に先制タイムリーを放った。贈られた2000安打の祝福ボードを塁上で高々と掲げると、阿部から花束を受け取って抱き合った。

 浅村は「2000安打を達成できたこと、とても嬉しく思います。この世界に入った時には、2000安打に到達することができるとは思ってもいませんでした。苦しい時期やうまくいかないこともたくさんありましたが、ここまでやってくることができたのは監督やコーチ、周りの人たちの支え、そしてなによりも妻と子どもの支えがあったからこそです。節目の1本を打つことができましたが、シーズンはまだまだ続きます。これからも1本1本ヒットを積み重ねて、優勝を目指して頑張っていきます」とコメントした。

 苦しみながらもたどり着いた偉業だった。あと9本とカウントダウンが始まると、自己ワーストを更新する35打席無安打と絶不調に陥った。また20日の西武戦では今季初めて先発出場を外れると、最後まで出番は訪れずに15年8月から続けてきた連続試合出場が「1346」でストップ。仕切り直しで連日試合に臨んでいる中、23日の同戦では左前打を放ち、ついに王手をかけていた。試合後には「もう早めに決めたい」と意気込んでいた。

 浅村は2008年ドラフト3位で西武に入団。2年目の10年に1軍デビューを果たすと、そこから一流打者としての歩みを進めた。大記録に、「西武の2年目あたりから使ってもらえるようになって、そこから調子が悪くても、いろんなミスをしても、使い続けてくれたのが今の自分までつながっていると思う。感謝しかないですね。そこが無かったら、今の僕は確実にいないので」と感謝の思いは尽きない。

 奏でてきた2000本という快音があるが、印象に残るのは節目の一打だ。2010年3月31日のソフトバンク戦に代打で登場すると、左翼線への適時二塁打を放ち、初出場&初打席&初安打&初打点の初もの尽くしの一日になっていた。

 浅村は「ありきたりですけど一本目のスタート。あそこで初めてスタートラインに立った。映像を見返すことはないですけど、今でも覚えてはいます。すごく緊張してましたし、すごい歓声の中で打席に立ったのは覚えてますね」と振り返っていた。

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