楽天・浅村 連続出場1346試合でストップ 13打席快音なし「仕方ない」 三木監督「総合的に判断した」

 「楽天0-1西武」(20日、きたぎんボールパーク)

 ベンチ入りメンバーで野手では最後の一人になったが、楽天・浅村栄斗内野手の名前がゲームセットまで呼ばれることはなかった。今季初のスタメン落ちに、15年8月から続いていた歴代4位、パ・リーグ1位の連続試合出場記録が1346でストップ。ベンチで戦況を見つめることしかできなかった。

 「切り替えはまだできてないですけど、前向いてやるしかないので。連続試合記録のために野球をやっていたわけじゃないし、切り替えてやるしかないかなとは思います」

 受け止めるには残酷な現実だった。平成生まれ初の2000安打まであと2本という偉業目前での、偉業ストップ。「(状態は)めちゃくちゃいいわけでもないし、現にソフトバンク三つ打てなかった。仕方ない」と、13打席無安打という結果を自らに言い聞かせた。

 試合後の三木監督も苦渋の表情を見せた。質問が及ぶと、約30秒間の沈黙。「今後も彼の力がチームにとって間違いなく必要だが、総合的に判断した」と説明した。また石井GMは「チームとしていろんなことを考えながらシーズンを進めたい」と本人と話をしたことを明かし、「優先順位として、今日は一番後ろでスタンバイしてもらった」と言葉を続けた。

 2000安打目前での欠場。浅村は懸命に前を向いた。「結果が全てのスポーツなので。まずは1本打てるように、1本打たないと2本目はないので」。現実から逃げず、また立ち向かっていく。

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