今秋ドラフト候補の早大・伊藤樹が令和初ノーヒットノーランの快挙、サヨナラ勝利で達成「本当にうれしく思う」 対明大はリーグ史上初

 明大戦で無安打無得点試合を達成し、ポーズをとる早大・伊藤樹
 明大戦で無安打無得点試合を達成した早大の伊藤樹
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 「東京六大学野球、早大1-0明大」(19日、神宮球場)

 今秋ドラフト候補の早大・伊藤樹投手(4年・仙台育英)が東京六大学では令和初となるノーヒットノーランを達成した。16年秋の東大戦で達成した慶大・加藤拓也(現ヤクルト・矢崎)以来のリーグ史上25人目26度目。早大では13年春に東大戦で完全試合を達成した高梨雄平(現巨人)以来となる。対明大での達成は史上初だ。

 制球力が武器の右腕が5四死球と万全ではないながらも「いつも通り丁寧になげるということを最優先に投げていった結果」と9回11奪三振をマーク。九回には2死から今秋ドラフト上位候補の小島大河捕手に左翼フェンス間際の飛球を放たれたが、左翼・寺尾拳聖外野手がフェンスに激突しながらも捕球。前日には中堅手と交錯し負傷交代していたが、恐怖心を払拭するプレーでエースの快挙を後押しした。

 その寺尾が九回無死一、三塁から左翼線にサヨナラ適時打を放ち勝利。伊藤樹は「本当にうれしく思います。ここまでコンディション不良だったりでチームに迷惑ばかりかけていたので、何とか勝てて良かったです」と笑顔で振り返った。

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