中日 元虎コンビでG倒!板山V弾 山本プロ初2打席連発 チーム3年ぶり1戦4発、東京D267日ぶり星

 7回、代打逆転2ランを放ち、ナインに迎えられる板山(撮影・伊藤笙子)
 7回、左越えソロを放つ山本(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人4-7中日」(18日、東京ドーム)

 ユニホームは青くても、一度宿した猛虎のDNAが騒いだのか。巨人を相手に3連戦3連敗を阻止した一発は、元虎戦士の板山のバットから生まれた。「点を取れて勝てたことがうれしいです」。ヒーローインタビューで思いを響かせると、敵地の竜党が沸き立った。

 「ヤス(山本)がホームランを打ってくれて、1点差になって、後ろにつないでいく意識で打席に入りました」

 1点を追う七回1死一塁に代打で登場し、船迫の2球目を中堅右へ逆転2ラン。その“お膳立て”は元虎戦士で、巨人でもプレーした山本だ。五回の1号ソロに続き2点を追った七回に2号ソロと、プロ初の2打席連続本塁打。「2打席連発なんて(慶応)大学4年の練習試合で打って以来」。17日が沙穂里夫人の誕生日で、この日も球場に来ていた愛妻へのプレゼントとなった連弾で、板山のアーチにつなげた。

 板山にとって、山本は同学年で同じ内野手であり、共にタテジマに袖を通した間柄。「ヤスが打つと僕の出番は減る。でもヤスが打ったら僕もうれしい」。ボスラーも一発を放って、チーム3年ぶりの1試合4発。東京ドームでは267日ぶりの勝利となった。

 戦力外からはい上がった2人の活躍に「(山本の2発は)盆と正月が同時に来た感じ。(板山は)クリスマスやな」と井上監督。次戦に勢いの付く一発攻勢だった。

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