ロッテ 涙の殊勲打 ドラ1西川が代打サヨナラ二塁打「感情が溢れました」18打席ぶり安打に「自分が折れてしまうと負けだなと思って頑張った」

 「ロッテ2-1日本ハム」(18日、ZOZOマリンスタジアム)

 ドラフト1位の西川史礁外野手(青学大)が、殊勲の一打を放った。延長十二回1死一、二塁で代打で登場。日本ハム・山本拓の初球を右中間に運ぶサヨナラ二塁打を放った。劇的な幕切れ。ウオーターシャワーを浴びながら目に涙を浮かべた。

 「最近嬉しい思いっていうのはなかなかなかったので、その分打った時、皆さんが迎え入れてくれる時には、本当に、感情が溢れました」。

 オープン戦で結果を残し開幕スタメンを掴みながら、調子を崩した。2軍落ちも経験。昇格後も出番は限られ結果を残せなかった。殊勲の一打は5月3日以来18打席ぶりの安打だった。

 他球団ではルーキーが活躍する。「意識したくなくてもやっぱ情報として入ってくるので、自分が活躍できない歯がゆさっていうのはすごくあったんですけど。苦しい時間もあったんですけど、やっぱりそこで自分が折れてしまうと負けだなと思って頑張ってました」と言う。

 「もう1度自分自身を見つめ直して、1試合1試合自分のことに必死になってやっていきたいなと思います」。この一打をきっかけに、実力を発揮する。

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