オリックス・エスピノーザ 8回124球報われず 今季6度目完封負けで4月1日以来の3位転落

 「西武3-0オリックス」(16日、ベルーナドーム)

 白星は遠かった。アンダーソン・エスピノーザ投手(27)の8回124球の粘投は報われず、オリックスは今季6度目の完封負けで4月1日以来の3位に転落した

 序盤の失点が最後まで尾を引いた。初回にネビンに先制打、二回には2死から四球と失策で二、三塁として、西川に2点三塁打を許した。三回以降は見事に立ち直り、志願の完投を果たしたが、打線は渡辺に散発3安打と援護できなかった。

 エスピノーザは、昨年7月15日の西武戦から15戦連続勝ち星なしで今季3敗目。ただ、「どこかで勝利はやってくると思ってる。自分でコントロールできることをやっていくよ」とサバサバした表情で次回を見据えた。

 2戦連続で完封され、順位を落とした岸田監督は「全試合勝つことはなかなか無理なんで、また明日。準備していきます」。難敵、今井攻略へ気持ちを切り替えていた。

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