ロッテがまた珍事 高野の投球が捕手・寺地の首元に挟まるハプニング ワンバウンドしたボールがプロテクターと体の間に 二塁走者が三塁へ
「ロッテ-楽天」(7日、ZOZOマリンスタジアム)
1-4で迎えた五回の楽天の攻撃中に、ロッテ・高野の投球が捕手・寺地のプロテクターの首元に挟まるハプニングがあった。
2死二塁で村林に対してカウント2-2から投じたフォークボールがワンバウンド。寺地のプロテクターの首元に挟まった。村山球審が試合を止めて、二塁走者のフランコに三塁に進むよう促した。その後、村山球審はマイクを手にし「投球が捕手の用具に挟まりました。ランナーが三塁に進塁し、2死三塁で試合が再開します」と場内に説明した。
試合再開後、村林が右翼線にタイムリー二塁打。伊藤にも中越えに連続タイムリー二塁打を放ち、3-4と1点差に迫った。
公認野球規則5.06(c)(7)に「投球が、捕手のマスクまたは用具、あるいは球審の身体やマスクまたは用具に挟まって止まった場合-各走者は進む」と明記されている。高野には暴投が記録された。
ロッテは3月30日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では同様のプレーで決勝点を挙げている。同点で迎えた八回2死三塁、ソフトバンク・杉山が藤岡に投じた球がワンバウンド。捕手・海野の体に当たって跳ねたボールはそのままプロテクターと体の中に入ったため、三塁走者の生還が認められた。
この日テレビ中継で解説を務めたロッテOBの初芝清氏は「よく止めましたね。のどは大丈夫でしょうか」と心配。SNS上では「あっ寺地のプロテクターにスポッしちゃった」「プロテクターにボールIN」「運がねぇな」などとコメントが寄せられた。