代打・川瀬サヨナラ打「みなさんやりました」 ソフトバンクの連敗「5」でストップ
「ソフトバンク4-3ロッテ」(2日、みずほペイペイドーム)
苦しみ抜いた末に今季初のサヨナラ勝ちが待っていた。ソフトバンクは2-3の九回2死満塁から、代打の川瀬晃内野手(27)が二塁打を放って試合をひっくり返した。チームの連敗を5で止め、お立ち台で大歓声を浴びた27歳の左打者は「みなさんやりました。みんながつないでくれたものを全てかえしてやろうと思った」と叫び、感情を爆発させた。
2季ぶりの6連敗が頭をよぎる中、土壇場ではね返した。1-3の九回2死一、二塁から牧原大の適時打で1点差に詰め寄る。続く石塚が死球で塁を埋め、最後は川瀬が決めた。
小久保監督は「奇跡に近い。みんなが救われた勝利だと思う」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。分が悪かった本拠地でも4月23日以来の3勝目。長いトンネルを抜けて逆境をはね返した1勝を浮上のきっかけとしたい。





