巨人・山崎 セ新記録!開幕から35イニング連続無失点 7回0封で4勝目「最高です」阿部監督も絶賛「素晴らしい記録」
「巨人2-0広島」(30日、東京ドーム)
またもスコアボードに1つ1つ「0」を刻んだ。七回1死一、二塁のピンチ。巨人・山崎伊織投手は代打坂倉、代打堂林を連続三振に斬って派手なガッツポーズ。この日も7回無失点で4勝目を挙げ、リーグ新記録となる開幕からの連続無失点記録を「35」まで伸ばした。
「ゼロでいけたことはうれしいけれど、きょうの試合に勝てたことがうれしい。最高です」
球団記録もリーグ記録も通過点だった。初回に07年に高橋尚成が達成した開幕から28イニング連続無失点を更新。三回には1963年の阪神・中井悦雄、23年の阪神・村上頌樹の持つリーグ記録「31」に並び、四回に抜き去った。
「リハビリから始まったんですけど、ここまで投げられるとは思ってなかった」。プロ入り前の20年6月にトミージョン手術を受けた。同年のドラフト2位で指名されたが、1年目はリハビリ専念。「復帰まで時間もかかりますし、自分の投げる感覚も復帰したてのときはすごくしんどい」と苦しかった時期を乗り越えて、栄光がある。
阿部監督は「素晴らしい記録ですし。なかなかできるもんじゃない」と絶賛する。プロ野球記録は1リーグ制時代の39年、高橋敏(阪急)による38回1/3でこれも射程圏内。山崎は「記録もあれだけど、まずは先発としてしっかり試合を作って、勝てるように」。まずはチームに勝利をもたらす。





