巨人 大勢が勝利呼ぶ今季初“回またぎ” 阿部監督「もう一回行ってくれ」に即答「もちろん行きます」
「巨人4-3広島」(29日、東京ドーム)
巨人が九回2死から敵失で追いつき、十二回、甲斐のサヨナラ犠飛で勝利。十一回から今季初の回またぎで2イニングを抑えた大勢が3勝目を挙げた。9連戦初戦の激闘を制して、首位阪神と0・5差の2位に浮上した。
延長十二回、大勢が2イニング目のマウンドに上がった。1安打されながら、無失点で切り抜けて、その裏のサヨナラ勝ちに繋げた。「なんとか踏ん張れば最後は勝ち越してくれるというのは信じていた」と振り返った。
十一回を三者三振に抑えて、ベンチに引き揚げた時だった。投手陣が陣取るエリアに阿部監督が座っていた。「これもう一回あるなと思って。心の準備をそこでして」と振り返る。予想通り。「『もう一回いってくれ』って言われたんで、『もちろん行きますと』」とやりとりを明かした。
阿部監督は「大勢で抑えてもらうしかなかった。大勢よりいいピッチャー残ってなかったんで」と信頼を置く。「ああいう形で追いついたんで、9連戦ですけど、やっぱり頭は絶対負けたくないっていう気持ちを僕が伝えたら、行ってくれるって言ったんで」と感謝の思いを述べた。





