巨人 大勢が9連戦初戦で今季初のイニングまたぎ 2回1安打無失点 イニング間にベンチで阿部監督と直接会談 サヨナラ勝ち呼んだ

 回またぎとなり、甲斐(右)と話す大勢(撮影・西岡正)
 11回、末包の中飛を好捕する増田大(撮影・西岡正)
 11回、末包の中飛を好捕する増田大(撮影・西岡正)
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 「巨人4-3広島」(29日、東京ドーム)

 巨人の大勢投手が今季初めてイニングまたぎを敢行し2回を1安打無失点に抑えた。その裏、チームの今季2度目となるサヨナラ勝ちを呼び込む熱投だ。

 延長十一回から登板した大勢。上位打線を3者連続三振に仕留める圧巻の投球を見せた。ベンチに戻ると阿部監督と直接会談。9連戦の初戦だが、ここでセットアッパーの続投が決まったと見られる。

 十二回は先頭の末包を中飛に打ち取り、代打・野間も詰まらせての遊飛に仕留めた。2死から菊池に左前打を浴びたが、動じることなく落ち着いて後続をピシャリ。スタンドからは大勢コールが響いた。

 直後、吉川、岡本の連打などで1死二、三塁の好機を作ると、最後は甲斐がセンターへ犠飛を打ち上げ死闘に終止符を打った。「1イニング目を終わったときに阿部さんがおられたので、もう一回行くなと。最近投げる度に勝ち投手になれているので、勝ち投手になってやろう」とお立ち台で語った大勢。「野手の人たちを信じて投げました」と力を込めた。

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