両リーグ唯一の4割打者 オリックス・太田椋ってどんな選手? ダルビッシュと同じ出身地
セ・パ両リーグの打率ランキングで唯一、4割を超える・432をマークし、チームの首位快走を下支えしているのが、オリックスの太田椋内野手だ。
太田は開幕から全試合でスタメンを張り、開幕戦は「6番・二塁」で出場。3試合目から2番→7番→6番と打順が変わり、6試合目の4日・日本ハム戦から15試合で2番に座り、22日のソフトバンク戦からは今季初めて3番を務めている。
22試合の出場で、88打数32安打の打率・432、4本塁打、16打点。打率、打点、安打数はリーグトップ。4本塁打もチームメートの頓宮、日本ハム・万波の5本に次ぐ3位につけている。出塁率は驚異の・495、得点圏打率もリーグトップの・524をマークしている。
大阪府出身の太田は2018年度ドラフト1位で奈良・天理高からオリックスに入団。181センチ、84キロの大型内野手で、高校時代には通算31本塁打を放った経歴を持つ。父・暁さんは1988年度ドラフト6位で近鉄に指名された内野手で、現在はオリックスで打撃投手を務めていることでも有名だ。
1年目から1軍出場を果たし、昨季は自己最多の91試合に出場して打率・288、6本塁打、40打点をマークし、キャリアハイを更新。広角に打ち分けるシュアな打撃に加え、力強さも伴うパワフルな打球にも磨きがかかってきた。
これまではケガなどのアクシデントに泣かされることも多かったが、今年は元気いっぱいなプレーが際立つ。昨年の活躍が認められ、パドレス・ダルビッシュと同じ出身地の大阪府羽曳野市から「はびきの応援大使」に任命されるなど、今年の活躍が期待される高卒7年目の24歳。
23日のソフトバンク戦で、開幕から続いていたチームのビジター連勝は「8」でストップしたが、太田は四回に2試合連続本塁打となる反撃の4号ソロを放った。「羽曳野と言えば大先輩であるダルビッシュさんを一番に思い浮かべると思うんですけど、羽曳野と言えば太田椋と言われるぐらい頑張っていきたい」と燃えている。




