巨人 ブルペンデー不発 連勝ストップ&3位転落 投手陣奮闘も2得点に阿部監督「下位打線が簡単にアウトになっちゃいけないよ」
「ヤクルト3-2巨人」(20日、神宮球場)
巨人は延長にもつれ込む激闘の末、2イニング目に入った戸田が痛打を浴びて今季初のサヨナラ負け。連勝は2で止まり、5連勝していたヤクルト戦で今季初黒星。阪神に抜かれて3位に転落した。
あと1本が出なかった。同点で迎えた六回は1死一、二塁で7番・荒巻、8番・笹原が凡退。延長十回は3四死球で2死満塁としながら甲斐が二ゴロに倒れた。阿部監督は「下位打線が簡単にアウトになっちゃいけないよね。今しかないからね。もっと頑張んないとね」と2得点に終わった打線に言及した。
ブルペンデーで臨んだこの日。攻めの采配を見せた。先発・ケラーが初回に2点を失い、二回1死満塁で打席を迎えると代打・佐々木を起用した。杉内投手チーフコーチは「同点にできるチャンスがあったので」と理由を明かした。
二回以降は横川、西舘、高梨、中川と小刻みにつないで失点を許さなかった。「みんな本当によく頑張ってくれた」と同チーフコーチ。特に3回無失点の横川には「粘りながら良く投げてくれました」と奮闘した投手陣をねぎらった。