広島・岡本 先発初星「自分で取った感じは大きい」五回1死満塁ピンチ冷静に脱出 粘りに粘った5回途中1失点

お立ち台でポーズをとる(左から)坂倉、岡本、秋山(撮影・北村雅宏)
先発し力投する岡本
2枚

 「広島7-3中日」(1日、マツダスタジアム)

 今季から先発に転向した広島・岡本駿投手(23)が、5回1/3を6安打1失点と粘りの投球で、先発4試合目にして待望の初勝利を手にした。与えた四球は5個。毎回、走者を背負いながらも要所を締め、先発としての仕事をやり遂げた。チームは5月初戦を勝利で飾り2連勝。鯉のぼりの季節でもある5月攻勢の幕を若き右腕が開けた。

 ようやく交わした歓喜のタッチだ。開幕から1カ月以上が経過。岡本が先発4試合目にして、待ちに待った先発初勝利を手にした。「やっぱり、自分で取った感じは大きいですね」と目尻を下げる。6安打を浴び、与えた四球は5つ。それでも根気強く中日打線に立ち向かい、5回1/3を1失点にまとめてみせた。

 定まらない指先。投球は荒れた。「ちょっとギリギリを狙いすぎた」。初回は福永と細川に四球。二回以降も本来の制球力を発揮できずに走者をためた。1-0の五回は、先頭・大島に中前打を許し、細川の四球などで1死満塁のピンチを背負った。

 試合の分岐点。頭は冷静だった。「向こうも、すごい打ち気だった。そこで緩急使って投げられたのが良かったかな」。ボスラーを高めのカットボールで二飛。木下は初球のスライダーで遊飛に打ち取った。追い込まれても動じない、心の強さを示した場面だった。

 新井監督は「粘り強く投げたと思います。先発に転向して初勝利。本人もうれしいんじゃないですか」とたたえた。

 東京遠征だった3月31日の朝、森下に誘われ、電車に40分揺られて浅草にある寺院を訪れた。「東京で一番のパワースポットって言われているみたいで。『勝ちますように』ってお祈りしました」。今季、中継ぎから先発に転向。参拝は飛躍を誓う大切な儀式だった。引いたおみくじは大吉。「努力すれば全部うまくいく」という心強い言葉が記されていた。

 ただ、一つだけお願いし忘れたことがある。雨男返上だ。オープン戦を含め、自身が登板する日は雨が多く、先発予定の日が降雨中止になったため、登板間隔が空きすぎないようにと中継ぎ登板したこともあった。

 「『雨が降らないように』って言うの忘れていました。『勝てるように』としか言ってなかった」。苦笑いしながら明かしたが、これからも雨にも負けず、粘り強い投球で先発としての役割を果たす決意だ。

 巻き返しを狙う5月の初戦で、チームを勝利に導いた。「本当に良い流れでチームが来ていて、自分もすごい『勝ちたい、勝ちたい』っていう思いで投げた。ここからどんどん、勝ちを積み重ねていけたら」。ようやくつかんだ大きな1勝。右腕の粘投がチームの勢いを加速させる。

野球スコア速報

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス