「シュートの使い手としてはナンバーワン」解説者も絶賛の巨人26歳 またも圧巻投球で開幕から23回無失点 好投の要因は-
「巨人-DeNA」(16日、東京ドーム)
巨人・山崎伊織投手(26)が7回5安打無失点10奪三振の快投。開幕からの連続無失点を23イニングに伸ばした。
2日の中日戦、9日のDeNA戦はいずれも8回無失点。この日の最速は152キロで、シュート、フォーク、カットボールの切れ味も抜群。3戦トータルで2四死球と制球も抜群だ。
2年連続10勝の右腕だが、今季はより圧巻の投球を披露。デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「どの球種も操れていて、勝負球に使えている。かつて巨人で活躍した西本タイプのシュートで、右打者に対して鋭く食い込みながら膝元へ落ちる。シュートの使い手としては今、12球団でもナンバーワンと言えるんじゃないか」と絶賛した。
関本氏が注目したのは初回、牧から奪った内角149キロシュートでの三振。「牧の手首が捻挫するんじゃないかというほど、すごい切れ味だった。超一級品のシュートだった」と舌を巻いた。
右打者はシュートを意識させる一方で、左打者からは6三振を奪った。関本氏は「左打者には外から入るスライダーでストライクも取れるし、フォークも投げミスがほとんどない。140キロ超の変化球が多彩で、DeNAは全く絞り込めていなかった」と語った。
エース戸郷が開幕から3戦連続KOで2軍降格。それでも、前日好投した井上、さらに山崎の存在はチームにとって心強い存在だ。





