楽天・三木監督が苦言 特別な日に残念な内容「『開幕したら頑張りましょう』ではいけない」守護神・則本ら投手陣が不調

 楽天・三木監督
 試合前、東日本大震災の犠牲者を悼み黙とうする楽天とヤクルトの選手ら
 5回、浜田(奥)に適時打を許した則本
3枚

 「オープン戦、楽天3(降雨コールド)5ヤクルト」(11日、草薙総合運動場野球場)

 降り続いた雨のように、楽天・三木肇監督(47)の表情が晴れることはなかった。オープン戦とはいえ、厳しい内容に苦言が止まらない。「『開幕したら頑張りましょう』では、われわれチャレンジャーのチームとしてはいけない」。特別な日でもある3・11に厳しい言葉が並んだ。

 迫る開幕を見据えながら、連日の試合運びに鋭い視線を向けた。9日の西武とのオープン戦では古謝が初回に喫した4失点が響いて敗戦。この日も先発・藤井が立ち上がりに4失点し、1点差に迫った直後の五回に則本が1失点。「試合の進め方としてはいろいろ壊れる」と振り返った。

 対外試合3試合全てで失点を喫している守護神・則本も含めた現状に、「このまま進めて開幕を迎えていいのか。そこも含めながら、自問自答してやりたい」と言及。開幕まで残り9試合ということも加味し、自らにもハッパをかけた。

 東北に拠点を置くチームの指揮官として、背負う使命がある。「東北の強さを感じながら、しっかり戦っている姿を届けたい」。3・11という日に呈した苦言。一丸で打破していく覚悟はできている。

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