巨人 田中将大が「驚きました」阪神ファンからの大歓声に感謝 満員甲子園のマウンドで3回2安打1失点「うれしかったですね」
「オープン戦、阪神2-8巨人」(9日、甲子園球場)
巨人・田中将大投手が先発し、3回2安打1失点。阪神ファンからの大歓声に「驚きました。ああいう歓声があると思っていなかったので。うれしかったですね」と語った。
スタメン発表時、超満員の甲子園のスタンドで阪神ファンからも大歓声がわき起こった。マウンドへ上がる際には拍手も。初回から3イニング連続で先頭打者を出塁させたが、それでも2併殺を奪うなど、三回に一ゴロ併殺崩れによる1失点にまとめた。
最速は145キロだったが、「ぜんぜんできてなかった。満足いくところはなかった」と納得はできなかった様子。初回先頭の近本にはストレートの四球を与えてしまうなど「ボールをコントロールできなかった。メカニックの部分もあるし、みえたところもある。そこをまた練習でしっかりとやっていかないといけない」と力を込める。
次回登板は16日に東京ドームで行われるカブスとのプレシーズンゲームになる見込み。ただ「楽しみではありますけど、ゲーム中盤以降の登板になると思うので。何か申し訳ないなと言う気持ち。その試合に投げたい若手選手はいっぱいいると思うので」と心境を明かした。
すでに阿部監督は開幕ローテ内定を示唆しており、公式戦初登板が濃厚な3月30日・ヤクルト戦までに予定される登板は残り2試合。課題を確実に消化しながら、調整を重ねていく。
試合は巨人が三回までに12安打を集中させて8得点をマークし、阪神に大勝。投手陣もテンポよく、相手の攻撃を封じた。


